2014年6月13日金曜日

スコーンはレシピを暗記している

 生地だけ作って置いてあったスコーンを朝から焼いた。お気に入りのメープルウォールナッツスコーンのレシピは、徳永久美子さんの『パンを楽しむ生活』(主婦と生活社)の中にあったもの。何度も作っているので、分量まで暗記しているレシピだ。
メープルウォールナッツスコーン
3.5cmくらいの丸型で抜くと食べやすい。

徳永久美子『パンを楽しむ生活』
(主婦と生活社)

 生地を寝かせる手間を省けば、1時間程度で仕上がってしまうお菓子なので作りやすい。また、味もけっこういけるので、どなたにお出ししても気に入ってもらえるお菓子である。焼きたては、また格別なのだが、これは家に来ていただかないとお出しできない。
 今日は、病院でお世話になった職員の方にお届けした。

『ゴジラ』(1954年)の宣伝用ポスター
 午後は、1954年に初公開された『ゴジラ』(本多猪四郎監督・円谷英二特技監督:東宝)のデジタル・リマスター版の映画を観た。

 以前はビデオで観ていたが、劇場の大スクリーンで観るのはもちろん初めてだった。改めて観なおしてみると、かなりメッセージ性の濃い映画であった。映画の冒頭、漁船がゴジラの「閃光」によって、焼かれて沈没する場面なども、水爆実験の犠牲となった第五福竜丸を思わせる描き方だ。
 当時の復刻版パンフレットを見ても、ゴジラを「水爆大怪獣」と表記している。復刻されたパンフレットの中にも「この映画は単なる空想映画ではない水爆実験時代の人類が逢着した最後の悲劇を異常な迫力で描いた問題篇なのだ」「★現代人の水爆恐怖症を見事に視覚化した、空前絶後の科学空想映画との記述がある。

 三度にわたって、原水爆の惨禍に見舞われた日本は、1954年当時、映画『ゴジラ』を通して世界に原水爆廃絶を訴えるメッセージを発信した。ゴジラ生誕から60周年を迎える今年、ハリウッドがゴジラをリメイクする。これは、「平和利用された原子力」の事故によって自ら招いた放射能汚染(福島第一原発事故)を受けてのムーブメントなのだろうか?
東京に上陸しようとするゴジラのスチール写真

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