2014年6月14日土曜日

緩和を普及するコピーはないか?

 今朝は、朝食のデザートにフルーツチーズグラタンを作ってみた。

 チーズケーキのレシピは、いつも柳瀬久美子さんの『チーズケーキ 30』(永岡書店)に頼っている。ニューヨークタイプのチーズケーキを作ることが多いのだが、今日はチーズグラタンに初めて挑戦してみた。クリームチーズにプレーンヨーグルトを混ぜるので、焼き上がりがフワフワになる。
アンズチーズグラタン

 オリジナルレシピでは巨峰の実を入れるのだが、今朝は、実家で獲れたアンズの実を使ってみた。アンズは熱を加えたせいか、生地が甘めだったせいか、かなり酸っぱく感じられた。

柳瀬久美子『チーズケーキ 30』(永岡書店)

 アートディレクターの佐野研二郎さんは、KDDIのキャラクター、リスモやTBSの番組応援キャラクター、ブーブくんを生みだしたデザイナーとして知られている。今日は、佐野さんの『7日でできる 思考のダイエット』(マガジンハウス)という本を読んで、緩和医療や緩和ケアの存在を何とか社会に広く伝える(広告する)方法はないだろうか、と考えた。
佐野研二郎『思考のダイエット』
(マガジンハウス)

 日本の医療の現状は、がんと診断された段階から緩和ケアを始めようと提言されているにもかかわらず、「緩和ケア」「緩和医療」の言葉自体がまだまだ社会に浸透していないのではないだろうか?書店に行っても、「緩和」に関するコーナーが独立していないことが多いようだ。
 来週、神戸で開催される第19回日本緩和医療学会学術大会でも「緩和ケアを理解し、緩和ケアを受けることのできる社会に」と題するシンポジウムが予定されている。これからの社会にとって緩和医療は必要ではあるけれども、まだまだ啓発が足りない、という趣旨の抄録がある。
 たくさんの人々の心に残るような緩和医療のイメージ作りができないものだろうか?

 佐野さんは、コミュニケーションの質を向上させるには、シンプル(単純)・クリア(明快)・ボールド(太い柱)という三つのキーワードが大事だと強調している。
 緩和ケアのシンボルとして、オレンジ色の風船に顔を描いた絵が使われているが、今ひとつインパクトに欠けるようだ。
 自らががんになったときに、「あ、緩和の先生に相談してみよう」とつながるような分かりやすくて、かつ強烈なイメージはないだろうか?

 がんに対する多くの人のイメージは「あぁ、もう助からん」といった感じだろうか?そのときに、がんの治療を続けつつも緩和医療・緩和ケアとともに人生を歩む、といったイメージになるように、と考えていて思いついた一句がこれ…

もうあかん…
そこからはじめる
緩和旅

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